アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社 フロンティアサイエンス研究所にて、馬場基文による『未来を自ら発明する「0→1」の思考実践』特別講演を実施
【講演のポイント】
● 大手企業にて累計9,600億円相当の社会貢献・売上を生んだ開発者が、組織の枠を超えてブレークスルーを起こし、スピンアウト起業に至った実体験を公開。
● 「実現可能性より実現必要性」「成功の自己破壊」など、0から1を生み出すための独自のバックキャスト思考法を講演で共有。
● 講演後に寄せられた9つの本質的な質問への回答を通じ、フロンティア領域を担う研究員の主体的な学びと対話を促進。
株式会社Agama-X(本社:東京都大田区、代表取締役:馬場基文、以下「Agama-X」)は、2026年5月27日、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社(以下「AQI」)フロンティアサイエンス研究所の研究員を対象に、代表取締役 馬場基文による特別講演「未来を自ら発明する『0→1』の思考実践のために~大企業でのブレークスルーとスピンアウトでの挑戦~」を実施しました。
約20年にわたり大手電機メーカーで複数のブレークスルー技術を発明・商品化し、売上とCO2削減を含む社会貢献額が9,600億円相当に達した馬場が、組織における技術開発の葛藤や挫折、そして2020年のスピンアウト起業に至るまでの実体験を語った本講演には、最先端の研究を担う研究員から本質的な質問が相次ぎました。講演後には、その9つの質問への回答が「Q&A回答集」としてまとめられ、共有されています。
▼背景:なぜ「0→1」をテーマに招かれたのか
AQIフロンティアサイエンス研究所は、既存事業を深化させるだけでなく、未知の領域を切り拓く「知の探索」を担う組織です。研究員一人ひとりが0→1の発想と実行力を高めることを目指し、大企業の中でブレークスルーを起こしたのちにスピンアウトを果たした馬場基文に講演を依頼しました。馬場は、企業に所属していた時代の発明・事業化の実体験と、起業後に得た知見の両面から、0→1を生み出すための思考法と実行プロセスを共有しました。
▼組織における「知の探索」と「知の深化」の葛藤
講演では、大きな実績を残した後に迎えた組織の変化や、新規事業立ち上げにおける葛藤の数々が語られました。馬場はこれまでの経験を振り返り、「成功の延長線上だけを見ている組織は、知らぬ間に『コンピテンシートラップ(深化の罠)』に陥ってしまう」と指摘。早稲田大学大学院の入山章栄教授が提唱する「両利きの経営」の理論を引きながら、自身がイノベーションの現場で直面した気づきの瞬間を語りました。
▼一人の支援者と、"スピンアウト"という決断
社内での逆風が強まるなか、転機をもたらしたのは、活動の現場に参画した当時の執行役員でした。対話を重ねるうちに伴走者となった執行役員は、経営陣に対する最大の「防波堤(傘)」となり、海外のスタートアップ訪問やシリコンバレーでの提案など、グローバルな挑戦に同行することとなります。
最終的に2020年5月、脳波イヤホン(Ear Brain Interface)に関する技術資産・特許資産85件の譲渡を受け、CyberneX社とAgama-X社を設立。講演では、「大企業という船」を離れて初めて気づいたインフラへの感謝、そして「自分たちで泳ぐしか生き残れない海」に出てから知った本当の自由と一人でもやり抜く覚悟についても語られました。
▼「実現可能性」より「実現必要性」――フロンティアを切り拓く思考法
馬場は、イノベーションを阻む因は「実現可能性(How)」を先に考えてしまうことを語ります。「20年後、人類や社会にとって絶対に必要かどうか」という"実現必要性(Why/What)"をまず定義し、その確信が揺るがなければ、技術的な手段は後からいくらでも引き寄せられる——。わずか3秒で立ち上がる独自の誘導加熱(IH)技術も、当初は「実現不可能だ」と言われながら10年かけて商品化まで実現させた経験から導き出された信念だったといいます。
また、人を動かすのはロジックではなく「熱量」であるとし、言葉での説明に頼らず、役員室の前に「人が近づくと瞬時に起動する実機プロトタイプ」を勝手に置いて体感(動かぬファクト)で価値を伝えたエピソードも紹介されました。
▼成功した瞬間に、自ら次の"破壊の種"を仕込む
講演で特に印象的だったのは、「探索を担う組織であっても、一度成功すれば新たなコンピテンシートラップが生まれる」という指摘です。馬場自身、誘導加熱技術の成功で社長賞を受賞した直後、その余韻に浸ることなく次の人感センサー開発に着手。その後もカメラ認識、脳波イヤホンへと、自らの成功を次々と"自己破壊"しながら新しい領域に踏み出してきました。「成功を喜ぶのは一晩だけ。翌朝には、その成功をどう壊すかを考え始める」という言葉に、多くの共感が寄せられました。
▼知財は守りではなく「攻めの武器」
講演および質疑応答では、知的財産戦略の本質についても語られました。20以上の新規事業テーマのうち約9割が事業化に至らなかったというオープンイノベーションの経験から、失敗したプロジェクトを単に捨てるのではなく、「NGポイント」を技術・市場・UXの軸で構造化し、将来の挑戦に向けた資産として蓄積してきたといいます。タイミングが早すぎたために特許として出願しておいた技術もあり、知財投資を「事業化投資よりお得なリスク分散投資」と位置づける考え方が紹介されました。
▼レンタル移籍制度を通じた、スタートアップとの共創ファクト
本講演では、両社の実践的な共創事例として、AQI社からCyberneX社へ1年間の期間限定でレンタル移籍した研究員の取り組みも紹介されました。移籍メンバーの持ち前の探求的欲求と熱意がCyberneXの0→1スキームとシンクロし、先進的なソリューションの開発・実証実験へと迅速に繋がったエピソードは大きな刺激を与えました。
▼講演後、研究員から寄せられた9つの問い
本講演後には、フロンティアサイエンス研究所の研究員から、新規プロジェクトの撤退判断、説得と仲間集めの方法、コンピテンシートラップを防ぐ仕組み、知財戦略がいつ身についたかなど、本質的な多数の9つの質問が寄せられました。馬場はこれら全てに対し、自身の実体験に基づいた本音の回答を行い、その内容は「講演後Q&A回答集」として研究所内で共有されています。
ご興味をお持ちのメディア・企業の方には、要旨を共有いたしますので、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
▼会社概要
会社名:株式会社Agama-X(Agama-X Co., Ltd.)
代表者:代表取締役 馬場基文
所在地:東京都大田区蒲田5丁目26番8号アーデル蒲田1107号室
設立:2020年9月
事業内容:新規事業・知的財産戦略に関するコンサルティング、講演・研修事業
URL:https://agama-x.co.jp/
株式会社Agama-X 広報担当
Mail:support@agama-x.co.jp
- 業種
- その他非製造業
- カテゴリ
- その他
- 関連情報URL
- https://note.com/agama_x
