フリービット、OpenAirInterfaceを使ったプライベートLTE網構築実証実験を開始
フリービット株式会社は、第5世代移動通信方式の時代における新たなモバイル通信サービス基盤の確立に向けて、OAI(OpenAirInterface)を使ったプライベートLTE網構築実証実験を開始することをお知らせいたします。
フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 伸明、以下「フリービット」)は、第5世代移動通信方式の時代における新たなモバイル通信サービス基盤の確立に向けて、OAI(OpenAirInterface、以下「OAI」)を使ったプライベートLTE網構築実証実験を開始することをお知らせいたします。
■本実証実験の意義について
OAI等を利用することで、eNodeBをはじめMME、HSS及びS-GWなど従来MNOのみが可能であった無線基地局やEPCの構築・運用に、MNO以外の事業者の参入が可能になります。これにより、小規模かつ小ロットなプライベートLTE網を低コストで構築することが可能となり、今後プライベートLTE網を活用したビジネスの拡大や市場規模の成長が見込まれます。
フリービットは、これまでMVNEとして培ってきた通信網の構築・運用ノウハウやクラウド連携等のサービス拡張ノウハウに加え、この度のOAIを活用したプライベートLTE網の実証実験を通じてその設置・運用ノウハウを蓄積することで、新たなサービスプラットフォームの確立とその事業展開とを見据え、本実証実験を開始いたします。
今後は、4x4 MIMO※2での送受信や、総務省による省令改正後にはMulteFire※3等と組み合わせたフィールド実験を進めていく予定です。
本実証実験では、電波暗室環境において下記項目の動作及び疎通確認を通じて、PoC(Proof of Concept:概念の実証)を実施いたします。
(1) 汎用品とOAIを使いLTEアンテナとEPCコアを自社開発し、それらを用いて商用P-GWを経由したインターネット接続と通信速度の計測
(2) 同じく帯域制御を実施し、200Kbpsの速度制限や1日300MB容量規制についても設定通りの動作をするかの確認
(3) 複数のLTEアンテナによる接続を行い、ハンドオーバーをしても通信が途切れないことの確認
■実験の概要図
添付画像をご覧下さい
以上
※ すべてのブランド、製品名、会社名、商標、サービスマークは各社に権利が帰属します。
※1 OpenAirInterface:セルラーネットワークのオープン化を目指して、汎用サーバとオープンソー
スソフトウェアによるLTEネットワークの構築を企図する仕組み
※2 4x4 MIMO(Multiple Input Multiple Output):基地局と端末のアンテナをそれぞれ2本から4本
にすることで通信を高速化する技術
※3 MulteFire:免許不要の周波数帯域を使って通信を行う仕組み
【フリービット株式会社について】
フリービットは、インターネットをひろげ社会に貢献することを企業理念に掲げています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと、市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせて独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値を創造するソリューションを提供しています。
【報道関係者からのお問い合わせ】
フリービット株式会社 グループ経営管理本部 広報担当
Mail: press@freebit.net 電話番号:03-6416-1965
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