【取材】イールドマーケ木本に聞くイールドマーケデジマブログとIT資格問題集の森のシナジーについて
株式会社イールドマーケティング(本社:東京都千代田区、代表取締役:木本旭洋)は、自社で運営するオウンドメディア「イールドマーケデジマブログ」(https://yield-marketing.co.jp/blog/)と、IT資格の学習情報サイト「IT資格問題集の森」(https://shikaku-mori.com/)の二媒体を軸に、Webコンサルティング事業の知見発信と人材育成領域の情報提供を並行して進めている。一見すると領域の異なる二つのメディアだが、同社では両者を独立した事業としてではなく、相互に補完し合う一体の情報基盤として位置づけているという。今回、代表取締役の木本旭洋氏に、二媒体の関係性と、そこから生まれるシナジーについて話を聞いた。
まず、それぞれのメディアの位置づけについて教えてください。
木本:「イールドマーケデジマブログ」は、AIとWebマーケティングをテーマにした情報発信メディアです。想定している読者は、事業会社のマーケティング担当者、広告運用に携わる方、あるいは中小企業の経営者層です。広告代理店でのアカウントプランニング、スタートアップでの広告運用、フリーランス期間、そして現在の経営という自分自身のキャリアを通じて蓄積してきた実務の知見を、できるだけ具体的な形で言語化することを意識しています。
一方の「IT資格問題集の森」は、IT関連資格の学習者に向けた情報サイトです。試験の概要や出題傾向、学習の進め方、資格取得後のキャリアの広がりまでを扱っています。デジマブログが「今、業務で成果を出すための情報」だとすれば、資格の森は「これから業務に就くため、あるいはキャリアを次に進めるための情報」を扱っている。時間軸が違うんです。
なぜその二つを同じ会社で運営しようと考えたのでしょうか。
木本:出発点は、検索データを見ていて気づいた読者像の重なりでした。デジマブログでAIやマーケティングの記事を出していると、流入してくるキーワードの中に、明らかにキャリアや学習の意図を含むものが混ざってくる。「AI マーケティング 勉強法」「Webマーケティング 未経験 転職」といった検索です。逆に資格情報を扱う中でも、資格そのものより、その先の実務や年収、キャリアパスを知りたいというニーズが根強くある。
つまり読者の頭の中では、スキルとキャリアと実務は地続きなんですね。ところがメディアの側は「マーケティング情報サイト」「資格情報サイト」というように、供給側の都合でジャンルを切ってしまっている。そのズレを埋められないかというのが最初の発想でした。
具体的には、どのようなシナジーが生まれていますか。
木本:大きく四つあると考えています。
一つ目は、検索ニーズの補完関係です。デジマブログでは、AIツールの活用法や広告運用の実践的なノウハウなど、実務者向けの深い内容を扱います。ただ、そこにたどり着く前段階、つまり「そもそもITの基礎知識をどう身につけるか」という層は取りこぼしてしまう。資格の森はその手前の層を受け止められる。逆に、資格を取得した方が次に直面するのが「取ったはいいが、これをどう仕事に活かすのか」という問いです。その答えの一部をデジマブログが持っている。読者の学習フェーズに応じて、二つの入口を用意できているという感覚です。
二つ目は、コンテンツ制作体制のノウハウの相互流用です。SEOの構造設計、検索意図の分解、記事の骨子づくり、内部リンクの設計といった運用ノウハウは、テーマが違ってもかなりの部分が共通しています。資格の森で試した構成パターンがうまくいけばデジマブログに転用しますし、その逆もある。二媒体あることで、いわば常にA/Bテストができる状態になっている。これは一媒体だけ運営していたら得られなかった学習速度だと思います。
三つ目は、コンサルティング事業へのフィードバックです。当社の本業はWebコンサルティングであり、クライアントのメディア運営や集客の支援を行っています。自社メディアで実際に順位を取り、流入を作り、改善のサイクルを回している実績があるからこそ、提案に説得力が生まれる。特に生成AIの登場以降、検索の環境は大きく変わりました。AI検索やゼロクリック検索の影響、E-E-A-Tの評価のされ方など、変化の実態は自社メディアで検証するのが一番早い。二つの異なるジャンルで同時に検証できることは、単純に情報量が二倍になるという以上の意味があります。
四つ目は、専門性の担保という観点です。IT資格の情報を扱うには、当然ながらその分野に対する理解が必要になります。資格の森の運営を通じてIT分野の知識体系に継続的に触れていることが、AI関連の記事を書く際の下地になっている。AIツールの解説をする際にも、その背後にあるクラウドやデータベース、セキュリティの基本構造を理解しているかどうかで、記述の解像度は変わります。
運営していく中で難しさを感じる点はありますか。
木本:一番難しいのは、二媒体それぞれの「声」を保つことです。読者層が異なるので、当然トーンも変わります。資格の森では、これから学ぶ方に向けて丁寧に噛み砕く必要がある。一方でデジマブログは、ある程度の前提知識を持った実務者が読むので、噛み砕きすぎると逆に情報量が足りないと感じられてしまう。同じ会社が運営しているからといって、書き方まで統一してしまうとどちらも中途半端になります。
もう一つは、情報の鮮度です。IT資格は試験制度が改定されますし、AIやマーケティングの分野は変化がさらに速い。公開して終わりではなく、既存記事の点検と更新に相応の工数を割いています。むしろ新規記事より更新のほうが重要だと考えているくらいです。
今後の展望を聞かせてください。
木本:直近では、キャリアや転職といった文脈での情報発信を強化しています。デジマブログでは転職に関するカテゴリを新設しました。スキルを身につけること、資格を取ること、そして実際にキャリアを動かすこと。この三つをつなぐ情報を、二媒体をまたいで整理していきたいと考えています。
中期的には、生成AI時代の学習と仕事の関係そのものをテーマとして掘り下げたい。AIが業務の一部を担うようになったとき、人が身につけるべきスキルは何なのか。資格の価値はどう変わるのか。これは資格の森だけでも、デジマブログだけでも答えの出ない問いです。二つの視点を持っているからこそ扱えるテーマだと思っています。
そして最終的には、そこで得た知見をWebコンサルティング事業に還元していく。自社で試し、検証し、結果を出したうえでクライアントに提案する。この順番を崩さないことが、当社が信頼を得ていくための唯一の道だと考えています。
株式会社イールドマーケティングについて
会社名:株式会社イールドマーケティング
本社:東京都千代田区
設立:2022年5月
事業内容:Webコンサルティング事業
代表取締役:木本旭洋
会社HP:https://yield-marketing.co.jp/
運営メディア
イールドマーケデジマブログ:https://yield-marketing.co.jp/blog/
IT資格問題集の森:https://shikaku-mori.com/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社イールドマーケティング
所在地:東京都千代田区
代表取締役:木本旭洋
公式サイト:https://yield-marketing.co.jp/
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