ハーゲンダッツ ジャパンのITインフラ刷新に高速バックアップ機能付きHCI「HPE SimpliVity」 を導入
システムの信頼性・耐障害性を大幅に改善
30分ごとにバックアップを取得し、災害時の業務復旧時間を劇的に短縮
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、ハーゲンダッツ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 平井 弓子)のITインフラの刷新プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供する日本ヒューレット・パッカード社製ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(以下HCI)「HPE SimpliVity 380 Gen10」(以下 SimpliVity)が採用され、本格稼働開始したことを発表します。
今回、ハーゲンダッツ ジャパンのITインフラの課題をトータルに解消することを目的としてSimpliVityの導入を進め、社内で稼働する他の業務サーバーをSimpliVityに集約してシンプル化し、コスト削減を図ることにしました。
SimpliVityの導入により、VDIの安定性・信頼性の改善に成功し、インライン圧縮・重複排除機能により、バックアップデータの容量が約99.3%削減されました。BCP対策として、以前は日次バックアップで前日のデータに戻すことしかできませんでしたが、導入後は30分ごとにバックアップを取得して1時間に1回災害対策サイトへ遠隔転送しています。また、SimpliVityのフェールオーバー自動化ツールにより、災害時の業務復旧時間も従来の約3時間から約30分へと劇的に短縮しています。
尚、今回のシステムの提案・導入は、ネットワールドのパートナーである株式会社ネットブレインズ(本社:東京都中央区、代表取締役 古畑 雅士)が担当し、ネットワールドの充実したサポートが高く評価されました。
◆ 導入背景と選定のポイント
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プレミアムアイスクリーム等の製造・販売を行うハーゲンダッツ ジャパンは、先進ITの活用を積極的に行っており、2013年にVDIを全社導入。その後、パフォーマンス向上のために2018年にVDI基盤を刷新し、ユーザープロファイル領域やフォルダリダイレクト領域を別のNAS製品に移し替えたものの、いくつかの課題があり、ファイルサーバー容量が限界に近づきつつあったことに加え、バックアップにも長い時間を要していました。さらに、万一の事態に備えてバックアップデータを遠隔地に転送していましたが、復旧に長い時間が掛かることが懸念されていました。
そこで、ITインフラが抱えるこれら様々な課題をトータルに解消するためにSimpliVityの導入を決定し、社内で稼働する他の業務サーバーをSimpliVityにまとめてシンプル化し、コスト削減を図ることにしました。
SimpliVityの高速なバックアップ/リストア機能は、CPUやメモリなどのコンピュートリソースへの負荷を最小限に留めるため、通常業務への影響が最小限に抑えられます。これにより、社員が日中に作業しているデータを確実に保護できる上に、インライン圧縮・重複排除機能も搭載されているので、限られたリソースを最大限に活用できます。また、本番サイトからリカバリーサイトへのフェールオーバーを自動化するツール「HPE SimpliVity RapidDRソフトウェア」(以下 RapidDR)も用意されており、迅速な業務復旧が期待でき、評価機を用いた事前検証でも高い成果が得られました。
◆ 導入後の評価と今後の展開
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SimpliVityによる新しい仮想化基盤は、2020年4月より本番稼働を開始。現在は、既存業務サーバー群の移行が着々と進められており、作業完了予定の2020年秋には、本社側に個別に残っていたサーバーがほとんど集約され、インフラ環境全体が従来と比べて非常にシンプルになりました。
システム構築面の工夫としては、SimpliVityを東京に2ノード、待機系システムとして大阪に1ノード設置しています。大阪サイトには予備のVDI環境も用意されているので、災害などが発生した場合も問題なく業務を継続できます。また、本番環境を2ノード構成とすることで、導入コストも抑えられています。
旧環境で課題となっていたVDIの安定性・信頼性の改善にも成功し、安定的なサービスを社員に提供可能となりました。容量不足の問題を抱えていたバックアップデータについては、インライン圧縮・重複排除機能が威力を発揮し、現在は約99.3%のデータを削減できています。今後リソースが不足した場合も、SimpliVityは容易に増設や拡張が行えます。
SimpliVityは、データ保護やBCP強化の面でも大きな効果を発揮しており、以前は日次でバックアップ/遠隔転送を行っていたため、最短でも前日のデータにしか戻せませんでしたが、SimpliVityでは、ローカルバックアップを30分ごとに取得すると同時に、1時間に1回災害対策サイトへ遠隔転送します。また、RapidDRを活用することで、災害時の業務復旧時間も従来の約3時間から約30分へと劇的に短縮することができました。
同社では、今回の成果を踏まえて、サプライチェーン・マネジメント系のシステムへのSimpliVity採用も決定しています。
◆ ハーゲンダッツ ジャパン株式会社について
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https://www.haagen-dazs.co.jp/
本 社:東京都目黒区上目黒2-1-1
事業内容:アイスクリーム等乳製品、氷菓及び菓子その他食料品の製造・販売
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■ 株式会社ネットワールドについて
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https://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
株式会社ネットワールド
マーケティング本部 広報担当 蔦谷(つたや)
E-mail:pr@networld.co.jp
- 業種
- コンピュータ・通信機器
- カテゴリ
- その他
- 関連情報URL
- https://www.networld.co.jp/casestudy/2020/hpe_haagen-dazs/