我孫子市、1,000台以上のデスクトップ環境をVDIに移行 共有ストレージにPure Storage FlashArrayを導入
データ圧縮・重複排除機能により15倍のデータ削減効果を獲得し
10年間の運用コストも大幅低減
ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、千葉県我孫子市が、従来物理PCとシンクライアントで運用していた1,000台以上の職員用デスクトップ環境をVDIに移行する全庁インフラ再構築プロジェクトにおいて、ネットワールドが提供する「Pure Storage FlashArray//X20 R3」(以下、FlashArray)が共有ストレージに採用され、本格稼働開始したことを発表します。
我孫子市は、2022年1月から10年間、インフラ環境の構築・運用を長期包括業務委託することを決定し、その最初の変革として、デスクトップ環境をVDIに移行するために、入札方式ではなく、プロポーザル方式で、複数社に提案を依頼。その結果、株式会社大崎コンピュータエンヂニアリング(本社:東京都品川区、代表取締役社長 武田 健三)からのピュア・ストレージ製オールフラッシュ・ストレージFlashArrayをVDIの共有ストレージとする提案が選定されました。
FlashArrayによる新しいVDI環境は、ストレージがボトルネックになってI/Oスピードが遅くなる状況は皆無であり、「Purity ActiveCluster」機能を使ってアクティブ/アクティブの2台のクラスタ構成とし、高い可用性と安定性を担保しています。
今回、ネットワールドが、パートナーである大崎コンピュータエンヂニアリングに検証機を提供して提案内容の数値的な裏付けを支援し、製品出荷時の初期設定を担当。ネットワールド、大崎コンピュータエンヂニアリング、ならびにピュア・ストレージの3社によるチーム提案やサポートが高く評価されました。
◆ 導入の背景と選定のポイント
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我孫子市は、2012年から10年間、ICT環境の構築・運用を一括して外部のITパートナー企業に任せる包括業務委託契約をしていましたが、契約満了後の2022年1月からは、インフラ部分については引き続き10年間の長期契約を維持することにしました。
そして、インフラ環境での大きな変革内容として、従来、物理PCを中心として一部シンクライアントを使用していた職員用の1,000台以上のデスクトップ環境を、VDIに移行することを決定。価格による入札方式ではなく、提案内容を総合的に勘案するプロポーザル方式により、10年間のITパートナー企業を選定することになりました。
2019年から複数のIT業者に要件を提示した上で選ばれたのは、VDI環境の共有ストレージとしてピュア・ストレージ製品を利用する大崎コンピュータエンヂニアリングの提案でした。
1,000台を超えるVDI環境の共有ストレージとして利用するものなので、基本的な要件として、高いパフォーマンスを維持できること、高可用性、安定性に優れていること、データ圧縮や重複排除の機能によって高いデータ削減効果が期待できること、10年間の運用コストを最適化できるサポートメニューが提供されていることなどを満たしている必要がありました。こうした我孫子市の要件を把握して、すべてを満たす提案であると評価され採用に至りました。
◆ 新システムの導入効果と今後の展開
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新しいVDI環境の共有ストレージとして採用されたピュア・ストレージ製品は、オールフラッシュのFlashArray(63TB)2台で、2021年末のカットオーバー以来、問題なく稼働しており、ストレージがボトルネックになってI/Oスピードが遅くなる状況は皆無です。
我孫子市では当初、FlashArrayのデータ圧縮・重複排除の機能により、約7倍のデータ削減効果を見込んでいましたが、稼働開始後に実測したところ約15倍ものデータ削減効果を獲得できていることが分かりました。稼働状況は、ピュア・ストレージのクラウドベースの管理ツール「Pure1」により監視されており、ストレージ環境に関する心配要素はありません。
また、ピュア・ストレージが提供する保守サポートのサブスクリプション・プログラム「Evergreen Storage」を採用したことで、後継モデルへの継続的なアップグレードが提供されるため、10年間にわたる包括業務委託契約の中でもストレージのリプレイスコストや手間を気にする必要が無くなりました。
さらに、ピュア・ストレージ独自の「Purity ActiveCluster」機能により、2台のFlashArrayでアクティブ/アクティブのクラスタ構成が可能で、高い可用性と安定性を担保し、万一片方に障害が起きた場合でも、ダウンタイムを発生させることなく稼働を移行できることが、他社のソリューションにない注目のポイントでした。
今回のプロジェクトでは、ネットワールドが大崎コンピュータエンヂニアリングに検証機を提供して提案内容の数値的な裏付けを支援し、製品出荷時の初期設定を担当したことで、提案通りのクオリティのVDI環境を納品してもらうことができたと高く評価されました。
ちなみに、我孫子市の教育委員会でもインフラなどを包括的に調達する検討が始まっており、2024年に教育委員会主導でプロポーザルを実施する予定とのことで、今後もネットワールドと大崎コンピュータエンヂニアリングからの提案に期待が寄せられています。
◆ 我孫子市
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市庁所在地:千葉県我孫子市我孫子1858番地
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■ 株式会社ネットワールドについて
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株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。
株式会社ネットワールド
マーケティング本部 広報担当 蔦谷(つたや)
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